デジタル陶芸

  • P3069236
    3Dプリンターを使った、土地土地の土を使うデジタル陶芸
    Webページはこちら

ウェブページ

無料ブログはココログ

« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »

2015年5月21日 (木)

3Dプリンター Z510 修理日記 (バインダーチューブの液漏れ)

購入から、8年ほど経過した フルカラー3DプリンターのZ510です。

導入直後から、気泡が入ったり、液漏れしたり、と不調が続いていましたが、最近は割りと調子よく動いていましたが、久しぶりに、液漏れ発生。
よくみると、一番左側のチューブの継ぎ手部分からバインダーが滲んで、右側の青色のところまで流れ伝っている様子。
P5214979
触ってみると、チューブが硬化して、締め付けパーツで締め付けてあってもクルクル回ってしまう。 
継ぎ手にチューブを差し込んで、締め付けパーツで締めているが、そもそもこのチューブはあまり柔らかくなく、かつ、ヒーターが近いため、劣化が進んで硬化しやすく、チューブが硬化すると液漏れするのは明らか。
薬品用の軟質のチューブに交換し、ジョイントで接続。
P5214990
液漏れは止まったようですが、しばらく放置して様子をみます。
上の写真では、漏れがわかりやすいように青色インクを混ぜた様子。
これは、チューブカッター。
P5214985

3Dプリンター デジタル陶芸 本日の陶芸オブジェ素焼き予定

ボランティアデータの機能的オブジェ6個。 中が空洞なので、内部の陶土パウダーを取り出すために、色々と工夫。 本来、サラサラのパウダー状態で残っていてくれればよいのですが、3Dプリンターでは固めることにポイントをおいているので、固まらない部分も湿気などでサラサラ感が少なく、サラッと内部のパウダーが抜けず、温度や湿度などいろいろと工夫。 そのため、素焼き着手までにはちょっと時間がかかってしまいました。。。

前回のティーカップ、追加であと3客。 ちょっと無理させたせいか、1個は穴が開いてしまった。 やっぱり原則どおりが一番。

P5214996

これから窯に入れます~。

2015年5月19日 (火)

タイミングベルトのプーリー交換 (Z510プーリー修理)

購入から、8年ほど経過した フルカラー3DプリンターのZ510です。

先日、タイミングベルトを交換しましたが、どうも、調子がイマイチ。
よくよく見るとプーリーのほうがかなり磨り減っている様子。
ノギスで測ってみると直径で1ミリくらい小さくなっている様子。
左がかなり磨り減ったもの。右が新品!
よく見ると、ベルトの太さ分で段差ができています。
P5184880
メーカーに問い合わせたところ、モーターごとの交換になるとのことで、
ちょっと「MOTTAINAI」と思って、プーリーだけ交換しました。
石膏にしろ、粘土パウダーにしろ、粉塵の舞う中での動作なので、
ベルトやプーリーに負担がかかるのは間違いないです。
アルミだとすり減りやすそうなので、機械構造用炭素鋼材S454Cに
無電界ニッケルメッキです。これであと10年は持つでしょう。。。(笑)
ベルトも交換して、気持ちよく動いています。
P5184882



3Dプリンター デジタル陶芸 本日の焼成

ボランティアデータのティーカップ2個きれいに焼けました。

高台がないので、ちょっと心配でしたが。。。
外周面の細かいデザインと、内周面の縦リブ形状がポイント。
細いかなと思った取っ手は問題なかったようです。
P5194920

別アングルから、、、
P5194923

ネジネジなコップ。
底が厚すぎたか、底にヒビが開いてしまいました。。。残念。
かなり厚いので、もっとゆっくりと時間をかけて焼かないとダメかも。
P5194932

ファイアーなカップ。 これは、今回もうまく焼けました。
実は裏面にちょっとした実験の痕跡があります。
P5194915

やり直しの壷(その2) これも高台がなく、腰が弱いですが、焼けました。
P5194918
いつものお皿。1枚 (個別写真は省略)   
茶碗 1つ。 撥水材を試しました。 うまく釉薬が乗らずに焼けましたが、残念ながら別の部分で釉薬のはじき、少々。 (個別写真は省略) 

全体写真。
P5194938


2015年5月18日 (月)

家庭用 XYZ社 DaVinchi 1.0A 意味不明。。。

国内の代理店に、何度も問い合わせているのですが、造形を中断しようとしたときのメッセージが意味不明です。 

たいてい、造形がうまくいかないときに中断するので、この意味不明なメッセージには、ちょっとイラッときます。 何度もファームウェアは更新されているのですが、ここのあたりはなかなか改善されません。

まあ、いいんですが。。。
P5174811

家庭用 XYZ社 DaVinchi 1.0A 遅すぎ。。。

ちょっとした模型を作りたくて、全体を10分割したうちの1つ。

3つめまでは問題なくすんなりいったのですが、4分割目のパーツ、
比較的背の高いパーツですが、STLデータを読み込んで、出力ボタンを押してから、18時間以上経過するも、終わる気配なし。
1

あきらめました。。。

2015年5月16日 (土)

Z450用バインダーカートリッジzb63を分解してみた 

いつものデジタル陶芸で使っているZ510の後継機種、Z450などではバインダーは専用のカートリッジに入った状態で販売されている。 

Z510などではポリタンクに入っているものを、ドボドボとタンクに注入するのだが、最近の機種ではワンタッチでカートリッジを差し替える構造になっている。
P5164786
空っぽのzb63のカートリッジが入手できたので、試しに開けてみた。
といってもカートリッジに巻いてあるラベルシールを剥がすだけ。
内部には透明な袋があって、この中にバインダー液が入っている。(といっても空っぽだが。。。)
P5164791
袋の下部についているジョイント部から重力で出ていくだけのようです。
P5164787  
シンプルな構造です。外部のシェル部分は上下反転形状ではめ込まれているだけ。
シェルケース使い捨てでは「MOTTAINAI」です。。。
メーカーでは回収しているのかな???

2015年5月14日 (木)

3Dプリンター デジタル陶芸 本日の素焼き

ボランティア造形データのティーカップ、素焼きまで焼成できました。

本体の厚みや、取っ手が細いので心配でしたが、今のところ問題ありません。
奥は、フリーデータのファイヤーなデザインの湯のみ2個。
手前はいつものお皿1枚。
P5144784

この後、施釉、乾燥、本焼成となります。

2015年5月13日 (水)

3Dプリンター デジタル陶芸 本日の造形 

ボランティアデータの機能的なオブジェクトです。

先日の大阪での3Dプリンタービジネス研究会でお会いした方の作品です。

データのご提供 : ddd factoryネクストプロダクト

内部が空洞になっているのですが、中のパウダーが抜けにくくてちょっと難儀しました。
連休の乾燥が長すぎたのか、内部も少し固化。
下面の荒れが少し発生しているものの、表面はなかなか。
デザインに優れた形状なので造形もデパウダーも楽しいです。
デパウダーが完了しましたので、この後、素焼きに進みます。
P5134779


こちらはデパウダー前の3兄弟。
P4304438


こちらも別の方からのボランティアデータのカップ3兄弟。
P4304437

この後、デパウダーして素焼きです。
本体の形状の割りに、少し取っ手が小さいかも。。。
うまく焼けるといいのですが。。。



本日の焼成

連休中はストップしていたデジタル陶芸プロジェクトですが、前回、形状を保ちきれず棚板と一体化してしまった、デジタルな壷。 再造形、乾燥、素焼き、釉、本焼成やり直しました。

結局、デジタルな壷の形のフォルムはあまりいじらずに高台を少しだけアレンジ。
実際には、この形状で、この厚みでは自重に耐えられないのかとも思いますが、、、。
まあ、フォルムとしては一応再現できました。
P5134765 

他には、ネットで拾った湯のみ。これもなかなかの薄さですが、きれいに焼きあがりました。
P5134770  高さ85mm


いつものお皿2枚。窯に置いた場所のせいか、右側の皿は少しゆがんでしまいました。
置き方も大切なポイントのようです。
P5134772  直径105mm

壷のフォルム確認用で作成した、壷の下半分。
これは重量がかからないため、やはり潰れによる歪みは少ないようです。
P5134774  


ちょっと実験で、一度本焼成したものを再度、本焼成。
結果は、、、うまくいったようです。。。
P5134771  直径85mm


引き続き、たまったボランティアデータを焼成中です。。。

2015年5月 9日 (土)

デジタル陶芸 先生のご提言いただきました

美術系の大学の先生、3名にご来社いただき、デジタル陶芸の現状についてご覧いただいて、いろいろとディスカッションさせていただきました。

ご専門の立場から、トラディショナルな造形と、デジタルな造形、それぞれの進むべき方向や、新しいプロジェクト、ものづくりについても、大変、興味深いお話しができました。

授業やゼミなどでも、扱っていただけないかと思ったり、新しい造形方法についての次のステップ、どう進めていこうかとワクワクしているところです。

長時間ありがとうございました。

2015年5月 8日 (金)

中華なレーザー ツインヘッド、1300mmストローク 製作(1)

市販のレーザー加工機を使ってアクリルを切ったりしてますが、ワークサイズが小さいので、オリジナルのレーザー加工機を作ってみようと思い立ち、パーツを発注。 この世界は中華なパーツが安価に氾濫していて、気軽に注文できる。

1300mmストロークくらいは欲しいかな。
ツインヘッドで遊んでみましょう!
とか、適当な仕様でスタート。。。
で、届いたのはもちろん中華なクオリティのパーツ。
45°であれば望ましいパーツはご覧の通り。
もちろん45°定規を当てています!
P5084736


早速フライスで角度を調整。
P5084743
P5084740
これもこんな具合。
まあ、機能には影響ないので、こいつはこのまま使うことにします。
そのほか、穴は垂直に開いていないとか、意味不明の構造になっていたりと、疑問符がたくさんありますが、まあ、安価で中華なものなので、、、。
試しに赤色レーザーを当ててみるために、手持ちのミラーアクリルを、レーザーでカットしてはめ込んでみました。
機能部品はしっかりした精度のものをつかっているので、まあ、大丈夫かな。。。


タイミングベルトはこのストロークだと結構高価1本1万円くらい。ツインヘッドなので2本必要。 これはもったいないということで、裏技登場でうまく調整。

カラー3Dプリンター用のベルトと同じ仕様のものにしました。

« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »

最近の写真

  • P2211586
  • P2211664
  • P2211665
  • P2221693
  • P2221719
  • Pc241409
  • Photo_20230130154601
  • F079a2209037414a84ef532b45bfece9
  • 5fc0df34ae174f14af8b6834a184c501
  • Img_6518
  • Img_6813_20220607150301
  • Img_6814