デジタル陶芸 <引き算編>
粉末粘土を3Dプリンターを使ってのデジタル陶芸。
作れる形と、難しい形、少しづつ知見が溜まってきた。
この方法でなければ作ることができない難しい形状はさらに研究を進めるとして、比較的簡単な形状のものを別の方法で作り出せないかと考えた。
今回は方向性を変えてのチャレンジ。
3Dプリンターではなく、NC切削加工機を使ってみる。
3Dプリンターは素材の元を組み上げて形を作っていく、いわば、足し算によって形を作り上げていく。
一方NC切削加工機は、大きな素材の塊から不要な部分を削り落としていく、引き算による成形法。
一般にはNC切削加工は鉄やアルミニウムなどの金属を削って、歯車などの機械部品を作るときに使われる手法だ。
陶芸の世界では、日常的に使われてはいなそうな加工方法のようだ。
《目標》ベースとしてロクロ作業でだいたいの形状を作ったものを用意し、仕上げ工程として、NC切削加工によって表面にレリーフ状の模様をつける。
しかし、ロクロ作業なんてやったことがないので、手抜きで今回は市販の植木鉢を使うことにする。
この側面に、レリーフを彫り込んでみよう。
ということで、当面は表面より彫り込まれた凹形のレリーフになるが、ロクロ作業の時に厚めに作れば、凸型のレリーフも作れるはず。
早速100円ショップとホームセンターで、植木鉢を購入。
これなら失敗しても、ダメージは少ない。
さてどうなることやら。。。
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