デジタル陶芸

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2021年6月29日 (火)

デジタル陶芸 <引き算編>5 θ軸の追加

いよいよ植木鉢の側面への加工。

皿のような形状であれば、このままで、うまく工夫すれば加工できそうだが、植木鉢やツボ、コップのような形状の外周面への加工はそのままではできないので、NC加工機を改造することにする。

■機械的な考察

まずは、これらの形状のものをどうやって固定するか。
当面は素焼きされた堅いものを掴めれば、あとはどうにか回転させられるのではないかと思い、旋盤と同様に加工対象物の中心軸を中心に回転させる。

固定は強すぎても弱すぎてもダメなので、ちょっと工夫。

植木鉢は回転体のように見えて、当然大きな歪みがある。
旋盤加工であれば、こういった歪みの無いものを加工するので、ここも一工夫必要。

回転軸も物体の中心線とは限らないし。



アルミ板を六角形に切り出し、止め金具をつけるためのタップ穴加工したり、モーターユニットなどをアルミフレームに固定し、植木鉢を保持する準備ができた。

植木鉢の中心軸は数ミリズレて、傾いているし、底から上辺までの高さも一定では無い。

軸のズレや傾きを吸収しつつしっかりと固定。

恐る恐るモーターを回転させて、植木鉢が回ってくれるのか。。。。

 

回転軸用に用意した機器のモータは、精密に回転制御できるように、パルス信号によって0.01度単位で回転量を制御できる。

パルスジェネレータを持ち出し、モータ制御信号として遅いパルス信号を入れてみる

 

数十Hz程度から試す
最初こそ、ピキッと音がして小さなキズが入ったが、いい感じに固定されているようだ
時計の秒針よりはるかにゆっくりと回し始め、徐々に速度を上げてみる

問題はなさそう。

どんどん周波数を上げて、毎秒数回転くらい、まだまだろくろよりは遅そうだが、そこまでの速さは必要ないので、機械仕掛けはこれで良しとしよう

ろくろと違い、焼成したものなので、不均等な歪みがあり、回転速度を上げると歪んでいることがよく分かる


次は電気系かな

2021年6月26日 (土)

デジタル陶芸用 3Dプリンタ追加

デジタル陶芸用に中古の3Dプリンタ機を1台追加。
軽トラックで運ばれてきました。

壊れていれば直すしかない。
どんな状態かな???

動いてくれればいいけど。。。

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2021年6月25日 (金)

デジタル陶芸 <引き算編>4

デジタル陶芸の別アプローチ。

形状を切削加工で作り上げる方法として、NC加工機による削り出し加工に挑戦中。

これまでのデジタル陶芸プロジェクトで、「こんな形状は作れませんか?」というお問い合わせをいただくが、中にはほぼ従来手法でできるもの、コストを下げたいというもの、難しくて作れそうもないもの、いろいろなご相談をいただく。

実現したいのは山々であるが、これまでやってきたデジタル陶芸は研究中の方法なので、決して安く作ることはできません。

それでもどうにか形にしたいというケースで、別のアプローチはないかと考えたのがこの方法。
粘土で大まかな形を作って、表面形状をデジタルデータで再現させる方法である。

簡単そうでそうでもない、いくつかの課題があるが、どうにかチャレンジできるのでは?
と思いついてNC切削加工機で加工してみている。

手元で使用できるのは、XYZの直交軸型の3軸加工機。円筒の側面などに加工するにはちょっとばかり工夫が必要。

まずは、平らな植木鉢の底面に加工してみた。

 

 Img_4734
レリーフ的に削る方法と、穴加工で、いろいろな問題が出たがどうにかクリアできたようだ。

次は、植木鉢の側面に加工してみる。
写真の側面の落書きは、手作業で削ってみたもの。


2021年6月24日 (木)

デジタル陶芸 <引き算編>3

削ることはできたので、早速、NC加工機に植木鉢を固定してみよう。

側面は曲面になっていて、しかもきれいな曲面ではなく、かなり歪んでいる。

手始めに植木鉢の底面に加工してみる。

ここは概ね平面っぽい。

通常の固定方法でクランプすると割れてしまうので、ちょいと工夫して固定。

 

トランプのハート、ダイヤ、スペード、クローバーのマークの形をCADでちょいちょいと描いて、加工データを作る。

どんな刃物がよいのか手探りで、加工速度、送り速度、色々調整しながら加工。

粉塵がすごいので、水をかけながら。

水ポンプはどこかにあったけど、とりあえずは手作業で。
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何度も試してどうにか加工できてきた。

デジタル陶芸 <引き算編>2

植木鉢彫刻、まずは手始めに、ハンドリューターで削ってみる。

粉が飛んで、健康によくなさそう。

削ることはできるようだ。



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