デジタル陶芸 <引き算編>7 加工準備編
ようやくNC加工機でXYZθの4軸の制御が実現
これで加工自体はできるようになったが、植木鉢に加工するにはまだ準備が必要だ
旋盤加工のように整った円柱状など表面形状が歪んでいなければこのまま加工できるのだが、植木鉢やツボなどは数ミリ、あるいは1センチ近い歪みがあったり、側面もきれいな円錐状とは限らず、ツボなんかだと自由曲面に近い形状である。
この歪んだ表面にレリーフ加工をするのだから、そのまま加工するわけにはいかない。
まずはどのような形状であるのかを測定するためのスキャニング作業が必要となる。
幸い、これは、XYZ軸用としてレーザースキャニング機能を実装してあるので、ちょいちょいと調整して、XθZ軸用に改良して実行。
うまい具合にいい感じに植木鉢などの回転体の表面形状をデータとして取り込めるようになった。
つぎは、この植木鉢形状データに彫り込みたいレリーフデータをマージさせればよい。
ネットから適当な形状を拾って、加工用データに変換してみる。
よし準備は整った。
さて次回はいよいよ実際の植木鉢への加工。
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